コントローラ設定¶
Draco では、コントローラが重要な役割を果たしています。 このコンポーネントは、さまざまな外部データ・ストレージを使用するために 必要なすべての機能を管理します。 私たちの場合は、Draco とサードパーティ・ストレージの間の接続を確立し 設定するためにコントローラを使用しています。
ドキュメントの冒頭で述べたように、Draco は、コンテキスト情報を管理するために NGSI 標準を使用して、いくつかのシンクに NGSI イベントを取り込むために 使用されることを意図しています。現在のバージョンの Draco は以下の DB にデータを保存することができます。
- MySQL (DBCPConnectionPoll コントローラを使用)
- PostgreSQL (DBCPConnectionPoll コントローラを使用)
- MongoDB (直接プロセッサに設定)
お気づきのとおり、MySQL と PostgreSQL は DBCPConnectionPoll コントローラを使用する必要があります。したがって、このセクションでは、 そのコントローラの設定方法について説明します。
まず、新しいコントローラを追加するための Draco GUI の手順に従ってください。 次に、コントローラの追加ページで、DBCPConnectionPoll コントローラを選択します。
それでは、DBCPConnectionPoolコントローラの設定ボタンをクリックして、 プロパティタブを開きます。
注 : このバージョンのDraco には、MySQL および PostgreSQL 用のドライバを含む ドライバ・フォルダと、各コントローラ用に事前設定された値を含むテンプレート・ フォルダも含まれています。
MYSQL 固有の設定¶
次の図は、NGSI イベントを MySQL に格納するための DBCPConnectionPoll コントローラの 設定に必要な値を示しています。
データベース・コネクション URL
jdbc:mysql://<mysql-host-ip>:<mysql-port>
jdbc:mysql://127.0.0.1:330
データベース・ドライバ・クラス名
com.mysql.jdbc.Driver
データベース・ドライバの場所
./drivers/mysql-connector-java-5.1.38.jar
データベース・ユーザ (full grant user)
root
パスワード
<your-password>
最大待機時間
500 millis
最大合計コネクション数
8
PostgreSQL 特有の設定¶
次の図は、NGSI イベントを PostgreSQL に格納するための DBCPConnectionPoll コントローラの設定に必要な値を示しています。
データベース・コネクション URL
jdbc:postgresql://<postgresql-host-ip>:<postgresql-port>
jdbc:postgresql://127.0.0.1:5432/
データベース・ドライバ・クラス名
org.postgresql.Driver
データベース・ドライバの場所
./drivers/postgresql-42.2.4.jar
データベース・ユーザ (full grant user)
postgres
パスワード
<your-password>
最大待機時間
500 millis
最大合計接続数
8
DBCPConnectionPoll コントローラのために、すべてのパラメータとその説明を含むリストを 以下に示します。必須プロパティの名前は太字で示されています。他のプロパティ (太字ではない) はオプションと見なされます。この表には、デフォルト値、プロパティが NiFi 式言語をサポートしているかどうか、プロパティが "sensitive" (機密) と見なされているか どうか (値が暗号化されることを意味します) も示されています。機密プロパティに値を 入力する前に、nifi.properties ファイルがプロパティ nifi.sensitive.props.key のエントリを もっていることを確認してください。
名前 | デフォルト値 | 許容値 | 説明 |
---|---|---|---|
Database Connection URL | データベースへの接続に使用されるデータベース・コネクション URL。データベース・システム名、ホスト、ポート、データベース名、およびいくつかのパラメータを含めることができます。データベース・コネクション URL の正確な構文は、DBMS によって指定されます。式言語のサポート : true (変数レジストリのみを使用して評価されます) | ||
Database Driver Class Name | データベース・ドライバ・クラス nameSupports 式言語のサポート : true (変数レジストリのみを使用して評価されます) | ||
Database Driver Location(s) | ドライバ JAR とその依存関係 (存在する場合) を含むファイル/フォルダおよび/または URL のコンマ区切りリスト。たとえば '/var/tmp/mariadb-java-client-1.1.7.jar'Supports 式言語のサポート : true (変数レジストリのみを使用して評価されます) | ||
Database User | データベース・ユーザ nameSupports 式言語 : true (変数レジストリのみを使用して評価されます) | ||
Password | データベースのパスワード userSensitive プロパティ : trueSupports 式言語 : true (変数レジストリのみを使用して評価されます) | ||
Max Wait Time | 500 millis | 失敗する前に、接続が返されるまでプールが待機する最大時間 (使用可能な接続がない場合)、または無期限に待機する場合は -1 です | |
Max Total Connections | 8 | このプールから同時に割り当てることができるアクティブ接続の最大数、または制限がない場合は負の値 | |
Validation query | 接続を返す前に接続を検証するために使用される検証クエリ。接続が無効な場合はドロップされ、新しい有効な接続が返されます。注意!! 検証を使用すると、パフォーマンスが若干低下する可能性があります。式言語のサポート : true (変数レジストリのみを使用して評価されます) |
MongoDB 固有の設定¶
MongoDB はコントローラ設定を必要としません、その代わりに、その設定のすべてはプロセッサ NGSIToMongo で直接行われます。