Draco ユーザ・インターフェース

Draco インスタンスをインストールして実行すると、通常 8080 ポート (http://localhost:8080/nifi) で実行されているユーザ・インターフェースに アクセスして、主要コンポーネントを識別できます。

次の図は Draco の多くのコンポーネントの位置を示しています。 テンプレート・ボタン、プレイ・ボタン、プロセッサ・コンポーネントには特に 注意してください。後で使用します。

Draco-gui

デフォルトではパーミッションが設定されていないため、誰でもデータフローを 表示および変更できます。システムの保護については、 システム管理者ガイドを参照してください。

NiFi オフィシャル・ドキュメント は完全な詳細な説明を提供します。そのため、重複を避けるために、 Draco を FIWARE エコシステムで使用するための最も関連性の高いツールに ついてのみ説明します。

キャンバスにコンポーネントを追加

上記のユーザ・インターフェースのセクションでは、UI のさまざまなセグメントに ついて概説し、コンポーネント・ツールバーについて説明しました。 このセクションでは、そのツールバーの各コンポーネントについて説明します : コンポーネント

components-Draco

プロセッサ :

processor-Draco

プロセッサは、データの入力、出力、ルーティング、および操作を担当するため、 最も一般的に使用されるコンポーネントです。 プロセッサにはさまざまな種類が あります。実際、これは NiFi の非常に一般的な拡張ポイントです。 つまり、多くのベンダは、ユースケースに必要な機能を実行するために独自の プロセッサを実装することができます。 プロセッサをキャンバスにドラッグすると、 使用するプロセッサの種類を選択するためのダイアログが表示されます : プロセッサ・ダイアログの追加

ここでは、NGSI イベントを管理するために構築されたいくつかの FIWARE プロセッサを見つけ出し、データをさまざまなシンクに格納することができます。 フィルタ・フィールドにキーワード FIWARE または NGSI を入力するだけで、 FIWARE プロセッサのリストが表示されます。

add-processor-Draco

コントローラー :

データフロー用のコントローラ・サービスを追加するには、Draco ユーザ・スペースの任意の場所を右クリックして設定を選択するか、 操作パレットから設定をクリックします。

add-controller-Draco

以下の手順に従って、コントローラ・サービスを追加します :

  1. 操作パレットから、または、Draco ユーザ・スペースの任意の場所から、 設定をクリックします。プロセス・グループの設定画面が表示されます。 このウィンドウには、General と Controller Services の2つのタブがあります。

add-controller-Draco1

  1. Controller Configuration ページから、Controller Services タブを選択します

  2. "+" ボタンをクリックして、Add Controller Service ダイアログを表示します

  3. 目的のコントローラ・サービスを選択して、Add をクリックします

  4. configure-icon-Draco 右側の列にある設定アイコン (configure-icon-Draco)をクリックして、 必要なコントローラ・サービス設定タスクを実行します

コントローラ・サービスの有効化/無効化

コントローラ・サービスを設定したら、実行するには有効にする必要があります。 Enable ボタン (enable-button-Draco) を使用してこれを行います。Controller Service タブの右端の列にあります。 既存の/実行中のコントローラ・サービスを変更するには、DFM でサービスを 停止/無効にすると共に、参照しているすべてのレポート・タスクと コントローラ・サービスを無効にする必要があります。 Disable ボタン (disable-button-Draco) を使用してこれを行います。

そのコントローラ・サービスによって参照されている各コンポーネントを 探し出すのではなく、問題のコントローラ・サービスを無効にするときに それらを停止または無効にすることができます。 コントローラ・サービスを 有効にする場合、DFM には、コントローラ・サービスとすべての参照コンポーネントを 起動/有効にするか、コントローラ・サービス自体のみを起動/有効にするかの オプションがあります。

add-controller-Draco1

コンポーネントの接続

プロセッサや他のコンポーネントがキャンバスに追加されて設定されたら、 次のステップは NiFi が各フローファイルが処理された後に何をすべきかが わかるようにそれらを互いに接続することです。これは、各コンポーネント間に 接続を作成することによって実現されます。ユーザがコンポーネントの中央に マウスを合わせると、新しい接続アイコン ( connection-button-Draco ) が表示されます。

2番目のコンポーネントが強調表示されるまで、ユーザはあるコンポーネントから 別のコンポーネントに接続バブルをドラッグします。ユーザがマウスを放すと、 'Create Connection' ダイアログが表示されます。このダイアログは、'Details' と 'Settings' の2つのタブで構成されています。それらについては以下で詳しく 説明します。同じプロセッサ上でループ・バックするように接続を描画することが 可能です。これは、DFM がフローファイルに障害が発生した場合にフローファイルを 再処理しようとする場合に便利です。このタイプのループ接続を作成するには、 接続バブルをドラッグしてハイライト表示されるまで同じプロセッサに戻します。 マウスを放すと、同じ 'Create Connection' ダイアログが表示されます : Details タブ

connection-Draco

'Create Connection' ダイアログの Details タブには、コンポーネント名、 コンポーネント・タイプ、コンポーネントが存在するプロセス・グループなど、 送信元コンポーネントと送信先コンポーネントに関する情報が表示されます。

create-connection-Draco

さらに、このタブでは、この接続に含める関係を選択することもできます。 少なくとも1つの関係を選択する必要があります。 使用できるリレーション・シップが1つだけの場合は、自動的に選択されます。

これらの基本的な手順で、Draco を使ってコンテキスト情報を管理するための プロセッサとコントローラを追加することができます。次のセクションでは、 コントローラとプロセッサの設定に関する具体的な情報を提供します。